こんにちは。今日は前回のブログの続き、「座り方や立ち方が体全体にどんな影響がでれしまうのか」についてのお話です。
実は、座り方を変えるだけで、腰や膝、肩などの違和感を軽減することができるかもしれません。「そんなことあるの?」と思うかもしれませんが、座り方は体全体に影響を与える大切なポイントです。
座っている時の姿勢をチェックしてみてください
まずは、普段の座り方を少し振り返ってみましょう。
次のような座り方をしていないか、まずはチェックから^^
・背中を丸めて前屈みになっている
・骨盤を後ろに傾けて、腰が丸くなっている
・背中や腰を反って、前のめりになっている
・足を組んだり、片足を椅子に引っ掛ける癖がある
これらは一見楽に感じる座り方ですが、実は体に負担をかけています。
「悪いとわかっているけどやっちゃうのよね」とお思いの方も多いと思います。
なのでなぜよくないのか理由もお話します。
・上半身が歪む
骨盤が後ろに倒れると、背骨が曲がり曲がり、肩や腰、首に負担がかかります。
・血流が悪くなる
足を組んだりすると、血流が滞り、むくみや冷えの原因になります。
・筋肉が硬くなる
長時間悪い姿勢で座ると、筋肉が固まり、慢性的な腰痛や膝の違和感に繋がります。
・肋骨が開いて姿勢が崩れる
背中を丸めると、肋骨と肋骨の隙間が潰れ、肋骨が横に開いてしまいます。(ぺっちゃんこになるイメージです)これが体型を寸胴に見せる原因の一つになります。
こうした積み重ねが、身体の不調や姿勢の悪化につながってしまうのです。
まずは:正しい座り方と腸腰筋を意識する
「最初は意識するけど、長い時間は意識できない」という方も多いと思います。
その原因の一つが、骨盤を支える筋肉(腸腰筋)が弱くなっていることです
腸腰筋は骨盤と太ももの骨を繋いでいて、膝を上げたり、体を安定させたりするのに役立ちます。
腸腰筋を意識した座り方の練習
1・骨盤を立てる意識を持つ
椅子に座った状態で、骨盤をたてて背骨をまっすぐに伸ばします。この時、腰が丸まらないように注意。(私は反り腰気味なので、腰をお尻まで長く伸ばすイメージで、丸まらないように意識しています)
2・お腹に軽く力を入れる
下腹を軽く引き締めて、お腹と仙骨で骨盤を支えるように意識します。(私は、胃下垂のため、胃や腸を背中側に押し込むイメージで引き締めています)
3・両足を床にしっかりつける
膝の角度が90度になるように椅子に座り、足裏全体で床を踏むようにします。(骨盤が自然に立ち、腸腰筋が適度に働きやすい姿勢になるため)
腸腰筋を伸ばす簡単なストレッチも効果的です
正しい座り方を意識しながらもう一つ、腸腰筋を伸ばすストレッチも効果的です。
・膝立ちの状態になります。
・左の膝が90°になる程度前に出します。
・そのまま両手を左ももの上にのせ、右の股関節を前に押し出すように動かします。
・この状態を10秒キープ。
・こちらを互いに2〜3回繰り返します。
ポイント:脚を後ろに伸ばして股関節を開くように意識をすると効果的です。
やってみましょう!小さな動きが大きな変化に!
座り方や腸腰筋へアプローチをすることで、膝や腰への負担を軽くすることができます。ぜひ一緒に「正しい座り方」を実践してみましょう^^
次回は立ち方が体に与える影響についてお話します。お楽しみに。
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