笑顔の花ヨガには、初めて参加される多くの方が「体がとても硬いですけど、私でも大丈夫ですか」と不安そうにおっしゃいます。特に、股関節が硬くてあぐらがしにくい、前屈がほとんどできない、五十肩で腕が上がらない、膝が痛くて四つ這いが難しいといったお悩みを抱えている方が多いです。
でも、安心してください。レッスンではヨガブロックやヨガベルト(クッションや紐でも代用できます)を使った補助や、無理のないようにアプローチを変えることで、どなたでも無理なく体を動かせるようにお手伝いしています。いきなり難しいポーズに挑戦するのではなく、動き方の説明や軽いストレッチから始めることを大切にしています。必要な時には少しのマッサージも取り入れて、動きやすく整えてから進めています。
実際にレッスンを続けることで、多くの方が「痛みがなくなった」「スッキリした」といった変化を感じられるようになっています。
ヨガは、体の硬さや、柔軟性を追求するものではなく、自分の体の心地よさを感じながら、少しずつ変化を楽しむことが大切だと思っています。
体が硬い人でもできるやさしいヨガポーズ3つ
1、キャット&カウポーズ(背骨を柔らかくする)
ポーズの説明:
このポーズは、背中や腰を無理なく動かすことで、体の硬さを少しずつほぐしていきます。四つ這いになって、背中を剃らせたり丸めたりする動作を繰り返します。「体が硬いから難しいかな」と思うかもしれませんが大丈夫です。無理のない範囲でゆっくりと動いていきましょう。また膝や手首への負担が心配な方はクッションなどを使って負担をできるだけ減らしながら行うこともできます。
腰、背中、首を丸めます。
(大きなボールを包むように。お腹、胸も、丸くしながら突き上げるイメージ)
尻尾を天井に向けるようにお尻を突き上げます。
(胸も顔も上向きにしながら、腰背中をそらせます。)
効果:
このポーズは、背骨を柔らかくする効果があり、腰や背中や肩の緊張をほぐすのに最適です。「肩こりや腰痛か楽になった」という声が多く聞かれます。
2、チェアポーズ(下半身を強化する)
ポーズの説明:
チェアポーズは、椅子に座るような動作を取り入れたポーズで、脚や腰を安定させることができます。足を腰幅に開いて立ち、膝を少し曲げながら、椅子に座るようにお尻を後ろに引きます。体の硬さを感じる場合は、深く座る必要はなく、無理のない範囲で行いましょう。
膝ができるだけ足の指先より前に出ないように重心を後ろにするイメージです。
(少し遠くにある椅子に座るようにお尻を後ろに突き出しながら股関節と膝を曲げます)
効果:
このポーズは、足腰の筋肉を強化するので安定感が増します。日常生活の動きが楽になる効果があります。続けることで、「姿勢がよくなった」「疲れにくくなった」といった変化を感じる方が多いです。
3、チャイルドポーズ(リラックス&ストレッチ)
ポーズの説明:
チャイルドポーズは、体をリラックスさせる効果が高いポーズです。正座のように膝を曲げ、前に体を倒していく動作で、肩や背中の筋肉をやさしく伸ばします。膝が痛い場合は、クッションやタオルを敷いてサポートすることができます。またヨガブロックを使って頭や胸を支えることで、無理なく深いリラックス状態に入ることができます。
効果:
このポーズは、体の緊張をほぐし、リラックス効果をもたらします。特に、肩や背中の筋肉を伸ばすことで、「重たい荷物を下ろしたように軽くなった」「心も体もスッキリした」と感じる方が多いです。
「体が硬いからヨガは無理だ」と思っている方も、少しずつ続けることで体が変わり、毎日の生活がもっと楽になります。笑顔の花ヨガでは、無理のない動きで、心と体を少しずつほぐしていくことを大切にしています。
最初はできなくて大丈夫。できないのが普通だと私は思います。体がうまく動かせなくても、動かそうと意識することで体は変わっていきます。
例えば、背骨を軽く動かしたり、呼吸に意識を向けるだけでも立派なヨガです。「こんな簡単な動きもヨガなんだ」と思っていただけたら嬉しいです。一緒に楽しみながら健康な体を作っていきましょう。
Comments