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肋骨を潰さない背中の丸め方:鳥籠のイメージ

今日は12月のテーマ「肋骨を締める」の総まとめとして、胸郭の形を崩さずに背骨を動かす方法をご紹介します。

この意識で、姿勢改善や肩こりの軽減、ぽっこりお腹の引き締めにもつながります。



胸郭を整えてお腹ぽっこっりが解消されてウエストのくびれができた女性
骨格バランスを整えることでお腹ぽっこりも解消されます


 

胸郭は鳥籠のイメージ:形を保つ重要性


胸郭は、肋骨が鳥籠のように立体的に集まった部分です。

この鳥籠には背骨がついていますが、中心部ではなく後ろ寄りにあります。




胸郭の後ろ側に背骨がついています
胸郭を鳥籠み見立てたイメージイラスト
胸郭を鳥籠に見たてたイメージ


さて、「背中を丸くする(お辞儀)」というと、どのような動きをしますか? 多くの人は頭が前に出るような動きをしているのではないでしょうか。



背中を丸くする(お辞儀)と頭が前に出る図解
背中を丸めると頭が前に出る


この動きでは鳥籠が背骨で押されて、くしゃっと潰れ、肋骨が横に広がり開いてしまいます。 (潰れた鳥篭のイラストが見つけられなかったので潰れた箱でのイメージです)


背骨で押されて潰れた胸郭を箱でイメージ

潰れた鳥籠のような胸郭では、以下のような影響が出ます。:


・肋骨が開き、体型が寸胴に


・肩や腰への負担が増加


・呼吸が浅くなり、疲れやすくなる


胸郭の形を保ちながら背中を丸めることが、これらの予防や改善につながります。



 

【鳥籠を潰さない背中の丸め方】


胸郭を潰さないように背中を丸めるためには、以下を意識してみてください。


1.頭の位置を保つ

頭を前に出さずにそのままキープします。


2.胸郭を後ろに湾曲させる

胸の後ろにある背骨(胸椎)を意識して後ろに動かします。


背骨を後ろに押し出すように胸やお腹の力も使って背中を丸めるイラスト


これが「鳥籠を潰さない背中の丸め方」です。


背骨を後ろ側に押し出すように背中を丸めるイラスト


立体的な鳥籠の形を保つイメージを持ちながら動かすことで、肋骨の広がりを防ぎます。


 

【胸郭を丸める練習】


  1. クッションや丸めたバスタオル肩甲骨の間に敷き、膝を立てて仰向けになります。


  1. 両手を天井方向に伸ばし、胸椎(左右の肩甲骨の間の背骨)でクッションを押しつぶすように胸椎に力を入れます。


息を吐きながら、肋骨が広がらないように意識します。


手を伸ばしながら胸椎でストレッチポールやクッションを踏む力を入れる
お腹にも力を入れて腰が浮かないようにするとさらに効果が期待できます

もしお持ちであれば、ストレッチポールを使うとさらに効果的です。

ポールを横向きで、肩甲骨の間に置いて同じ動きをすることで、胸椎のしなやかさがさらに引き出されます。


 

まずは感覚を大切に


正解・不正解を気にせず、「いつもと違う感覚」を探してみてください。

新しい意識で筋肉を動かすことが、健康づくりの第一歩です。

肋骨を締め、胸郭の形を整えることで、体全体のバランスが整い、日常の動きが快適になります。


身体の変化が期待できる動きなので、ぜひお試しください。




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