「肩に力が入ってしまう」「肩を下げたいのに下がらない」という悩みは、ヨガのレッスン中だけでなく日常生活でもよく耳にします。肩のこりや緊張感に悩む方、実はこれには”姿勢のクセ”が深く関係しています。
結論からお伝えしますと、「腕を脇の付け根から外巻き(外旋)にする」だけで、肩がスッと楽になります。
この記事ではその理由と簡単なやり方をご紹介します。
肩に力が入りやすいのは「内巻き肩」が原因
現代生活では、スマホを見たりパソコン作業をしたり、下を向く時間がとても多いですよね。この姿勢のクセが肩が上がる原因をつくっています。
肩が上がる仕組み
1.スマホやパソコン作業で前屈みになる
2.胸が下がり、猫背に
3.猫背が続くと肩甲骨が左右に移動して肩が上がる
4.腕が内巻き(内旋)になり、肩や首が詰まる
試しに立った姿勢でも座った姿勢でもいいので、腰や背中を丸めて下を向いてみてください。
その状態のまま顔だけを正面に上げると、肩が上がって首が詰まった感じがするはずです。この「内巻き腕」が、肩に力が入りやすい原因なのです。
肩を楽にするリセット方法:腕を外巻きにするだけ!
肩の力を抜くポイントは、「肩を直接下げること」ではありません。
肩を下げるには、腕の付け根からくるっと外巻き(外旋)することが大切です。
こうすることで、自然に肩が下がり、首が長くスッキリした姿勢になります。
やってみましょう!
1.リラックスして立つか、椅子に座ります
2.腕を軽く下ろし、脇の付け根を意識します
3.腕を付け根からぐるっと外に回すイメージで外旋します。
この動きだけで、肩の位置が下がり、首や肩周りがスッと楽になる感覚が得られると思います。
肩だけでなく、体全体を整える意識が大切
「肩を下げたい!」と思っていても、肩だけに意識を集中させると逆効果になることがあります。肩や首の緊張を和らげるには、胸を軽く引き上げる意識を持つことも大切です。また、背骨や骨盤のつながりを意識しながら体を動かすと、肩の負担が減り、体全体が軽く感じられます。
日常生活でも、1時間に1回、腕を外旋したり姿勢をリセットする時間を作るだけで、肩こりや疲労感が軽減されるでしょう。
まとめ:肩こりを楽にする鍵は「内巻き腕」を直すこと
肩が凝って力が抜けない原因は、腕が内巻きになり肩が詰まる姿勢が習慣化しているからです。今日ご紹介した「腕を凱旋する」動きは簡単ですが、とても効果的な方法です。ぜひ試してみてください。
「肩が軽くなった!」という体験ができたらよかったらコメントで教えてください。さらに整える方法を皆さんと一緒に見つけていきたいと思います^^
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